前田利保の命で編纂され,1853年(嘉永6年)に序文が書かれた植物図譜 『本草通串証図(ほんぞうつうかんしょうず)』 に 「金線釣葫蘆,ヒナ桔梗」 と 「小葉ヒナ桔梗」 の 2 種が収載されている.この書は「本草-薬用植物」の図譜であるので,太い根が薬用として用いられていたと思われるが,現在では日本では用いられていない.中国では,根・全草を薬用にするそうだ.ヒナギキョウ属の植物は,主に南半球に約100種があるが,東アジアにはこの1種が分布するのみ。
2005年の正月に訪れた三保の松原の路傍で採取.鉢で育てているが強健.花が小さい上,細い茎が風に揺れて撮影が難しい.全体像は無理なので,可憐な花のアップにした.
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