2012年8月8日水曜日

コガネグモ メス

Argiope amoena (♀)
フェンスとローズマリーの枝の間に巣を作り,その中央に堂々と鎮座していた.庭にすんでいるクモの中では,最大級.

ジョロウグモによく間違えられる派手な色彩を纏うが,前2対と後ろ2対の足をそれぞれそろえて真っすぐに伸ばしたX字状の待機姿勢と,網の上に糸の帯でできた白いジグザグの模様(「白帯」(はくたい))があることから見分けられる.足もジョロウグモ (http://hanamoriyashiki.blogspot.jp/2011/09/blog-post_12.html) に比べると太く,男性的.

コガネグモは,鹿児島県姶良市(あいらし)の伝統行事,「クモ合戦」に使われ,この行事は 1996 年 11 月 28 日に国により「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」(選択無形民俗文化財)のひとつ「加治木のくも合戦の習俗」として選択されている.
伝承によれば,文禄・慶長の役において,薩摩藩の島津義弘が出陣した際,兵士達を励ますために始めたものとされている.高知県四万十市にも同様の行事がある.

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