2010年8月7日土曜日

オオヤマサギソウ ~ これ何?-2

Platanthera sachalinensis 地域の自然友の会の観察会で訪れた群馬県内の湿原.常日頃見ることの出来ない高層湿原の花を色々と見ることが出来て満足だったが,スケールとしては尾瀬や池の平に比べるとかなり小さい.その中で木の下のやや暗い水溜りに数本群生していた,高さ20cmほどのラン.ツレサギソウの仲間だとは思うのだが,分からず~ これ何?掲示板 ~に画像と共に質問(湿原のツレサギソウの仲間 No.2112).


早速,大場さん,buntarouさん,蘭に詳しいあいらん童さんからコメントがあり,「唇弁が後方に反り返り、長さが短いこと。距が横に出ていること。花が小さく密にたくさんつくことと、光沢が強いという葉の質にも特徴がある、ツレサギソウ属の中では特徴的なもの」なので画像だけからでもオオヤマサギソウと同定してかまわないとの事.


Netでみたツレサギソウの仲間の他の花では,これらの特徴をかね備えているものはなく,オオヤマサギソウと確定した.ついでにoNLINE植物アルバムのオオヤマサギソウに画像を登録した.
この掲示板と詳しい方々の親切なご教授がなければ,未だに画像との類似性でのみで,ああだこうだと,うろうろし,しかも間違っていた可能性が高い.


おまけはその湿原近くの山道に咲いていたエゾアジサイの花.ヤマアジサイの変種だそうだが,碧い装飾花の色が美しい.

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