Salvia coccinea cv. “Lady in red”
Salvia coccinea はメキシコ原産.そこから中央アメリカや合衆国南部に拡がった野草で,米国ではTexas sage, scarlet sage, tropical sage, blood sage と呼ばれている.Salvia coccinea の品種としてはLady in Red の他に白花の‘Snow Nymph’,花の上側が白に近い薄ピンクで下側がサンゴ色 (coral-pink) の‘Coral Nymph’ があるが,赤色の‘Lady in Red’ が原種に近そう.一般にサルビアといわれているサルビア・スプレンデンスとは異なり,ガクは小さく緑色で観賞価値はないが,花は繊細で女性的.一個一個の花の寿命は短いが下から順に咲きあがるので,美しい時期は長い.米国南部での野生種はハチドリの蜜源として知られ,また中国での名前はいかにも漢字の国らしく「朱唇」.
10年以上前,’Lady in Red’ , ‘Snow Nymph’ と ’Coral Nymph’ を種で購入して育てた.それから毎年数個体がこぼれ種で開花.現在では ’Lady in Red’ と ’Coral Nymph’ が細々と花をつける.
右は育種一年目の様子.手前の赤色の繁みは紅葉したコキア(ホウキグサ). 右の赤い小さな花はセンニチコウ”ストロベリー・フィールズ”
おまけはインディアナ州の友人 Dan-san の息子さん,Michael-kun の動画(YouTube)へのリンク.学校の環境クラブ(Habitat club)でオオカバマダラを育て,放蝶した場面("Freedom of a monarch".).ベースボールだけでなく,自然への興味を持っていてくれてうれしい.大きくなった.お父さんに似てハンサム.
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