2010年3月20日土曜日

ホトケノザ

Lamium amplexicaule
「庭の花」としての資格は持っているが,できれば除籍したい.比較的古い外来植物で,コスモポリタン雑草として世界中に広がる.花の下にある丸い葉が茎を包み込むようになっていて,これを仏像が座る蓮華座に見立てた.ホトケノザは開放花のほかに、つぼみのまま結実する閉鎖花をたくさんつけ,きびしい条件下でも種を作る.
オオイヌノフグリの青,ナズナの白と共に,田の畦や農道の法(のり)を紫色に彩ると,春を実感する.とはいえ,いずれの草も庭には居て欲しくない.

食用になる春の七草のホトケノザはコオニタビラコ.こちらは若いときの根生葉を蓮華座と見た名前.

左は米国インディアナポリスの「インディ500」が開かれることで知られるモーター・スピードウェイを訪れたとき,付属のホール・オブ・フェイム博物館の芝生に咲いていたホトケノザ(2002年3月).
Lamium amplexicaule on the lawn of “Indianapolis Motor Speedway Hall of Fame Museum” (in March 2003, when I visited Dan-san)

0 件のコメント: