2010年6月22日火曜日

アジサイ(2)ガクアジサイ 園芸種 “フラウ レイコ”

Hydrangea macrophylla cv. “Frau Reiko”栃木県の海老原廣さんによって1990年に品種登録されたアジサイ.10年ほど前に姉の名前にちなんでタキイより苗で購入した.手入れをしなかったので,ほとんど花をつけなかったが,挿し木が根付いた他のアジサイと一緒に,日当たりのよい場所に移植したら,花を沢山つけた.ただ,土の酸性度が合っていないのか,カタログで見た花色とは異なり,濁った青.

アジサイは酸性が強い土壌ではアルミニウムを多く吸収し,それが葉や花に蓄積される.アルミニウム元素と色素との錯体で青が発色するため青い花では特にアルミニウムの濃度が高い.また,葉には青酸配糖体が含まれるため,食すると中毒する.梅雨の風物詩としてアジサイの葉の上にカタツムリを描くが,実際にカタツムリをアジサイの葉の上に乗せると,早々に逃げ出すとの事.
和名の語源は,「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(『大言海』).また,属名 Hydrangea は、果実の形が似ているのでギリシア語の「水の器、水差し」から.また一説には,生育に多量の水を求めるから.

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