2010年6月27日日曜日

ナツシロギク

Tanacetum partheniumマトリカリアとも呼ばれ,ドイツでは解熱鎮痛作用があるので,熱があるとき乾燥した葉をオムレツに入れて食べる.フィーバーフュー(Fever Few)の別名はここから来た.葉や茎にはパルテノライドというセスキテルペンが含まれ,鎮痛のみならず,育毛や抗癌作用があるとも言われている.
このテルペンはepoxyとexo-methylene-γ-lactoneという反応活性に富んだ構造を持っているので,in vitro では種々の薬理作用を示すが,生体内での作用は明確ではない.
家内の友人から頂き,数年間生えて来るがタチアオイの陰で可哀そう.葉は特に乾燥させるといい香りがする.まだオムレツに入れた経験はない.

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