2010年6月7日月曜日

タチアオイ(8) ターシャ・テューダー

Althaea rosea (8) アメリカの絵本画家・挿絵画家・人形作家・園芸家として著名なターシャ・テューダー(Tasha Tudor、1915- 2008)もタチアオイを愛した.50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め,広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは,TVやムックで取り上げられ,日本でも注目を集めた。

なかでも彼女が好んだ花は,シャクヤク,ワスレナグサそしてタチアオイ.「わたし,タチアオイが大好き.もちろん一重のものよ.八重のは見る気もしないわ」.彼女が特に愛したタチアオイは,母からもらって,引っ越すたびに一緒にもってきた花.ターシャは大切なタチアオイのまわりの草は人まかせにせず,自分で大鎌で刈ったとのこと(退職の際,花仲間の I さんより頂いた美しい写真集「ターシャ・テューダーのガーデン」より.I さん,ありがとう.楽しんでいます.).

TVのターシャの庭にいたく感心した家内が,あの黄色いタチアオイが欲しい!というので,アメリカからネット通販で数種の花色混合の種を購入.残念ながら写真とは異なり鮮やかな黄色い花は咲かなかった.一番黄色に近い花をつけたのがこの冒頭の画像のタチアオイ.土のせいか気候の違いか.

おまけは1979年10月,シカゴ近郊の Evanston で見たタチアオイ.日本ではとっくに花が終わっているのにまだ咲き続けていた. 夏がそれほど暑くないからか.素朴な柵や家とよく似合っていた.花にピントが合っていないのは点景としていたから と弁解.








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